HITSFAMILY

CANON | Namiko Kitaura Exhibition - Creative Direction

 今注目の女性写真家3名による企画展「キヤノンギャラリーS 2015 特別展 “She’s”」の、第一弾となる展覧会、アーティスト Namiko Kitaura 個展『Recollection(リコレクション)』の展示会場ディレクションを手掛けました。

 展覧会開催にあたり、何を表現し、鑑賞者に感じ取っていただきたいかを Namiko Kitaura と話していくうちに、ピンときた言葉がありました。それが、本展の題目となった『Recollection』です。『Recollection』とは、死生学にある考え方で、故人と繋がりのある人々が集まり、記憶を語り合い、シェアをするという、あたらしい弔いの方法を意味します。ここには、個人の持つ記憶を「Re(再)」 「collect(収集)」することで、故人の存在を総体的にあぶり出し、そして、生死に関わる、本当に存在するとはどういうことか、という問いかけが込められています。その体験は、彼女の写真を鑑賞した際の体験と非常に似ており、Namiko Kitaura の写真を見た時、鑑賞者は心の奥底に響くような感覚を憶えると言います。それは、他者の《記憶》とも言える写真と、鑑賞者自身の心の奥底に眠る《記憶》とが繋がり、融合されることで、生命の根源的を感じる体験ができるためであるとわたしたちは考えます。そこから、この題目と展示の全体像を構成していきました。

 会場では、ひとつひとつライティングされた作品に近づくにつれ、ぼんやりとした《記憶》が滲むように浮かびあがってきます。そして次第に強固な《記憶》となる、《記憶》の過程を演出しました。うっすらと光が見えるコットンの迷路の中には、小さな息を感じるような動画作品が潜んでいたり、ある大判の作品は見入る程鮮明に皮膚の様子が浮かび上がってきたりと、ゆっくりと深層に潜るような鑑賞ができます。


CREDIT :
Client: CANON
Author: Namiko Kitaura

Creative director: Arata Sasaki (HITSFAMILY)
Graphic design / Art director: Takashi Kawada (HITSFAMILY)
Cooperation with: PANOCO TRADING ORGANIC COTTON
Space design: Kei Murayama
Sound: Soji Kitaura
Tokyo Color Kogeisha
Frame・man
POETIC SCAPE
/ EN
WORKS
HITSFAMILY
HITSPAPER
KOTENHITS
CNTCT

NWS :
sleep wear project
DCTNRY :